風俗プレイ図鑑、今回のテーマは『カンジダ膣炎についてきちんとした知識をつけよう』です。

皆さんは「カンジダ膣炎」という病気をご存知ですか？膣カンジダ、性器カンジダ症とも呼ばれるこの病気は、主に女性がかかる疾患です。しかし、この病気を「女の子が浮気したからかかった」、「遊び人がかかる病気だ」、「性病でしょ？」と認識している方が非常に多いのが現実です。今回はカンジダ膣炎について説明します。正しい知識を身につけていきましょう。（※今回はカンジダ膣炎という呼称で統一しますが、男性の方の場合は性器カンジダ症となります。）

カンジダ膣炎は性病なの？

結論から言いますと、カンジダ膣炎は性病ではありません。
カンジダ膣炎にかかる原因の「カンジダ菌」は女性はもちろん、男性の体内、体外に常在している常在菌で、真菌と呼ばれるカビの一種です。このカンジダ菌は通常、有害な菌ではありませんが、何らかの原因により、異常に増殖すると発症します。女性の場合はカンジダ膣炎、男性の場合は性器カンジダ症と呼ばれます。カンジダ菌は性行為の際にうつるケースもありますが、そもそもが人間の常在菌が引き起こしている病気なので、性病ではありません。

[h4:カンジダ膣炎の原因はなに？
カンジダ膣炎になる原因は以下のようなことが挙げられます。

■男女共通の原因
・疲労
・栄養不足
・免疫力が低下した時
・過剰なストレス

■女性の原因
・ホルモンバランスの乱れ
・妊娠初期
・通気性の悪い下着を常時着用

これらの要因で簡単に発症してしまうのがカンジダ膣炎です。

カンジダ膣炎の症状は？

男女共通で言えるのは、「強いかゆみ」です。性器に強いかゆみが出れば、カンジダ膣炎や他の性病を疑いましょう。その他にはこのような症状が起きます。

■男性の症状
・亀頭や陰嚢にかゆみ、ただれ
・白いカスが出る
・赤い発疹が現れる

■女性の症状
・白いおりもの
・外陰部にヒリヒリとした痛み、ただれ
・排尿痛
・性交痛

これらの症状が出たら、男性は泌尿器科、女性は婦人科を受診しましょう。

治りにくいカンジダ膣炎

病院を受診すれば薬が処方されます。その薬を塗れば、数日で症状が治まるでしょう。だからといって薬の使用を中止したり、受診をやめたりしてはいけません。一度感染すると慢性化になりやすく、少しのストレスでも再発してしまいます。慢性化してしまうと完治させるのが難しくなります。ですので、カンジダ膣炎になった場合はお医者様からの「完全完治」の一言を聞くまでは、必ず通院するようにしましょう。

いかがでしたか？

カンジダ膣炎、性器カンジダ症が性病ではないことがお分かりいただけたことでしょう。カンジダ膣炎になった＝性病になったと思われるのが怖くて、彼氏やパートナーに打ち明けられない女の子はたくさんいます。女の子に悲しい思いをさせないためにも、しっかりとした知識を身につけて、一緒に治療していけるといいですね。